林にキノコがたくさん生えている。そういう時期らしい。「キノコ = 素人が手を出してはいけないもの」というイメージがあるのと、ちょっと見た目が苦手なのもあって意識から外しがちだったが、注目してみると変化に富んでいて面白い。
いつものように無知を晒すと、生物学的にキノコは植物と動物に並ぶ、つまり植物でも動物でもない第三のグループである菌類に分類されるらしい。知らなかった。「菌」というと細菌の一種かと思ってしまうが、菌類と細菌は上位分類が違う。名前が似ているのは歴史的な理由で、生物学的には別物である (たぶん)。
なんとなく生物の分類というものを「連続に存在するいろいろな生物を人が扱いやすいようにグループ分けしたもの」という感じに捉えていた。これは大きな誤解で、遺伝子の観点からすると生物の進化に対応した明確な境界がある (ことがある) らしい。