除夜の鐘は 108 回つかれると言われるが、実際には 108 回でないことが多いらしい。なぜか。
これは鐘をつく時刻に寺に行ってみると分かる。私もたまたま知ったのだが、あの鐘をついているのは寺の人ではなく一般の人々である。大みそかのイベント的なものなのだ。そのへんの小さな寺でもやっていて、わりと適度な人数が集まっている。 108 回でないのはおそらく、みんながつけることを優先した結果である。
遠くから聞こえる鐘の音には風情があるが、全身にずしんと響く爆音鐘の音も一度体験して損はない。あんなにロックな楽器はなかなかない。あと住職の耳が心配なので大晦日だけは耳栓してほしい。