千葉県はほぼ海と川に囲われているため、「千葉県は独立した島」というネタがあると知った。そういう県は千葉県が唯一らしい。
「へー」と感心していたのだが、しばらくして「県境に限定しなければ、大半の地域は川と海で分断されているのでは」と疑問がわいた。
これが正しくないことはすぐにわかる。基本的に川の下端は海に繋がり、上端は途切れている。下流方向に分岐するところがないと、陸が非連結になることはない。川はおおむね上流から下流へ、木の末端から根本に繋がるような構造をしている。下→上の分岐 (合流) は無数にあれど、上→下の分岐 (分流) は珍しい。
実際に探してみると新潟県で何か所か見つかった。ただ、これらは人工的に造られたもののようだ (全てかは不明)。
大河津分水路 - Wikipedia
小阿賀野川 - Wikipedia
千葉県境を形作る江戸川も人工的に造られた河川らしい。
日本の川 - 関東 - 江戸川 - 国土交通省水管理・国土保全局
ここまで見てくると、河口から離れた場所での分流はかなり稀な印象を受けるが、
水害を防ぐために分流を整理することも行われたらしい。
湖から複数の川が流れ出ているパターンもあるかと探してみたのだが、いまのところ見つかっていない。これがレアなのはちょっと意外。
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