美術館に行った。失礼ながら「たまには理解できないものに触れる機会も必要か」という邪な動機で行ったのだが、意外に楽しめてしまった。単純に絵は観ていて楽しい。
- 昔の西洋美術 (知識がないので区分が昔と印象派と現代くらいしかない) って、質感はすごいのにパースが明らかに狂っていて、そのアンバランスさに苦手意識がある。なぜ苦手意識? と自分でも疑問だったが、これはあれだ。細部を作りこんだ後に全体の歪みに気づいたときのトラウマが刺激されている。
- だんだん同じような絵ばかり (失礼) 観ていて飽きてきたころに現代美術的なやつがくると新鮮で、なんだか理解したような気分になる。まあ動機の一部は「新しいものを生みだす」であるはずで、まったく間違った感覚でもない。たぶん。