てがみ: qatacri at protonmail.com | 統計 | 2025

202521602

雨が降ったからか、鉄塔から「ジジジ…」という音がする。鉄塔の見た目は送電されていようがいまいが変わらない。音がすると「ああ本当に電気が送られているんだ」と思う。

世の建築物には多かれ少なかれデザインの要素が入っていて、 100 % 工学的な要請から外観が決まっていることはほとんどない。鉄塔はその数少ない例外であって、そう考えるとあの無骨さは貴重である (量的にはたくさんあるけれど)。

ところでこの「ジジジ」という音の原因というかメカニズムはなんだろう。放電くらいしか妥当な説が思いつかないが、それはないよなあ、と考えつつ自宅に戻って調べてみたところ、

九州電力送配電 鉄塔からの音について

放電らしい。がいしとやらを少し増やして防げるものではないの? 防ぐ必要がない程度の損失ということ?

送電線路のコロナ放電現象と障害及び防止対策 | 音声付き電気技術解説講座 | 公益社団法人 日本電気技術者協会

鉄塔 - がいし - 電線間の放電かと思っていたが、違うのかな。その間の電場が一番強そうだけれど。というかあの電線って被覆されていないんだ。

鉄塔 - Google 検索

写真を見てみると、鉄塔 - 電線間距離は電線間距離のちょうど半分くらいになっている。なるほどそういう設計なのか。がいし部分で放電が起こるといっても、がいしで繋がれているものの間で放電が起こっているわけではないと。