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生活の基礎を「衣食住」と呼ぶことがある。布を手作業で作るのはものすごく大変なことで、昔の衣服は食や住と並ぶ品物だったわけだ。

しかし現代では、衣服が最低限の生活を営む上で問題になることはまずない。自動織機の恩恵が大きかったのは分かるが、綿花の栽培・収穫や縫製は手作業だし、食と住にだっていろいろな科学技術は投入されている。食と住のコストがそこまで下がっていないのは何故なんだろう。

実際のところ、衣服は労働力の安い地域で生産されている、という話のような気もする。