「SNS は私的な場から公共の場になった」という話はよくみる。
逆にいうと、ひと昔前の Web は「私的な内容を投稿する公開の場」だったということだ。個人的にはそれこそが Web の面白さだと思っていた。でもそれは過渡期に起きた一時的な現象で、平衡状態にはなりえない。 Web サービスの形態を工夫して戻ってくるようなものではない。そう理解する方が妥当な感じはする。
これはインターネット全体でも起こっているし、一個人単位でも起きる。最初は気楽に投稿していた人が、だんだんリアルとの結びつきが強くなったり、仕事と絡んできたりして自由な投稿がしづらくなった、という現象はよくある。もはや過渡的でしかありえないという気がしてくる。
私は「Web に本音が書かれることで、世の中が少し良くなった」と思っている。最近の Web をみていると、逆に本音が世の中を悪くしていると感じることもあり、その感覚が正しかったかは分からない。でも、そういうものがクローズドな場所に隔離されて、より良い方向に進むとは思えないのだよな。