「だるまさんがころんだ」をちょうど 1 秒で言えるように練習しておくと、数秒くらいの時間を機器なしで測れる、という技を以前何かで読んだ。ちょうど 10 文字なのでうまくやれば 100ms の分解能で計測できるという寸法である。人が反応するのにかかる時間は 100ms を超えているはずだから、実際にこの精度を出すのは簡単ではないだろうけれど、なかなか面白くて実用性のあるアイデアである。
最近食料を調達するのが面倒な時に BASE PASTA を食べていて、これの茹で時間 1m を測るのに似たような方法を使っている。それは脳内で音楽を再生するという方法である。この方法は、記憶している曲のちょうど 1m 経過した点を調べるだけで練習の必要がなく、そこそこの精度 (私で 5% くらい) が簡単に出せ、多少他事をしていても問題なく遂行可能、となかなか優れた点が多い。欠点としては、 120bpm ぴったりの曲でもない限り基準点以外の時間を算出するのが面倒なことや、へたに正確に拍子を刻もうと意識してしまうとたまに曲がゲシュタルト崩壊する、などがある。