「…一例を挙げましょう。昭和後期から平成にかけて、血液型による差別がかなり一般的に行われていました。冗談みたいな話ですが、テレビで『X 型の人は XX』などと放映されていた記録も残っています。テレビは実物を見たことのない方もおられると思いますが、専有のブロードキャスト用周波数帯域を用いたストリーミング映像受信専用機です。それはともかく、当時の人々はこれが差別だとは思っていなかったのです。今でもお年寄りと話をすると、唐突に血液型を聞かれることがありますね。輸血が必要な状態なのかと周りの人はびっくりするのですが (聴衆笑)、こういう時代背景があったということですねー。現代の私たちも気づかないうちに差別や偏見を持って…」