グリーンがグリーン関数法を考えたのは、ディラックが δ 関数を δ 関数と名付けるよりずっと前だと気付いた。原論文は一体どんな感じで書かれているのだろう。
フーリエ変換はグリーン関数よりさらに前だけれど、当時 δ 関数が前面に表れていたかはよく分からない。シュワルツ超関数 (テスト関数に対する汎関数) や佐藤超関数 (複素関数の境界上の差) といった数学的に厳密な取り扱いはディラック以後なので、それ以前はあまり陽に書かれていなかったのではないかという気はする。
…あたかもよく知っているかのような書き方になってしまったけれど、数学的な議論は全然知らない。
どちらもとても読みやすくて理解した気になれる。良くない。