「学校は社会勉強の場でもある」というフレーズを何度か聞いたことがある。社会勉強が何なのか知ったことではないけれど、学校はもう少し学問を学ぶ機能とそれ以外を分離した方がいいと思う。学校という社会からドロップすると、学問を学ぶ場としての学校からも同時にドロップしてしまうのは問題がある。その逆もしかり。
学校はドライに学問を教えることに徹し、その他の活動…例えばクラブや部活動などは別組織にする。学区とは位相をずらして領域分割し、人間関係の冗長性を上げるのもいい。
もちろん実際に行うのは人員などの問題で簡単ではないと思うけれど、学校の機能の直交性を上げて連鎖を防ぐというアプローチ自体があまり試みられていない気がするので、その方針で考えられる改善は色々あるのではないか。
ざっくりいって、子どもの属する組織が家族と学校の二つだけに依存しすぎていると思う。逃げ道が少なすぎる。