201928400 の一問目は、心理学の教科書によく紹介されている四枚カード問題に近いのではないかと思う。四枚カード問題よりシンプルながらちゃんと混乱するので驚く。出題者すばらしい。
この問題が面白いのは、論理としてまったく同一でも対象を変えると簡単に正答できる点にある。今回の問題に合わせるなら、『「18歳未満ならお酒を飲まない」とき「お酒の飲むなら18歳以上」がつねに正しいか』と問われて間違える人はたぶんほとんどいない。
四枚カード問題で対象を変えると正答率が上がることを初めて知ったときはとても不思議な感じがした。でも今回の問題を考えると、単に人間は直感的に対偶を理解できず、日常で使う例について丸暗記しているだけかもしれない。