「モネだかマネだか」という定番 (?) の台詞がある。ご多分に漏れず、もわっとした油絵の風景画をみて何も知らないくせに同じことを言った記憶がある。ふと気になって二人の作品を並べて眺めてみた (Wikipedia に代表作の写真がある)。
確かに似ている作品もあるけれど、全体としては素人でも判断できる違いがある。分かりやすいところではモネは主に風景画を、マネは人物画を多く描いている。格好つけた言い方をすれば、モネの光と影の色彩感覚、水面への写り込みや樹木の繊細な描写には息を呑む美しさがある。格好つけないで言うと「この時代にスポイトツールないよね??」みたいな驚きがある。
というか、名前が似ているからネタにされているだけで、印象派の画家として特別に作風が似ているわけでもないような。時系列のこともあるから何とも言えないけれど。