少し前に、チャットなどでは最後に句点を打たないことが多いと知った。読点もあまり使わないらしい。全然知らなかった…。私はインターネットをコミュニケーションの手段として使ったことがあまりない。パブリックでないことが多い短文のやりとりの文化なんて知る由もない。
読点が必要ない簡潔な文章にして、複文は改行する。紙面の制約がないチャットではなるほど合理的かもしれない。書き言葉、話し言葉に対して打ち言葉という用語があるそうだ。書き言葉と話し言葉の違いはメディアとスピードの違いから来るものだろうから、打ち言葉が別に発生するのも理解できる。
実際に Twitter をぱらぱらみてみると、確かに最後に句点を打つ人と打たない人がいる。やはり世代との相関は高そう。サンプル数が少ないことを承知の上で書けば、 20 代以前はほぼ句点なし、 30 代がグラデーションになっていて 40 代以降はほぼ句点あり、くらいの印象。
調べている過程で知ったこと。そもそも句読点が日本語で使われるようになったのは 1890 年くらい以降らしい。単語間に空白を入れない言語で句読点すらないのは、ちょっと縛りプレイすぎではないか…。その名残りなのか、わりと最近まで手紙で句読点を使うのは失礼とされていたとか。