ドワンゴ創業者の川上量生さんが、 2012 年あたりによく「ニコニコ動画のコンテンツは、オタクが作ってヤンキーが見ている」 (例: ITmedia) という話をしていた。ちょうどスマートフォンが爆発的に普及した時期にあたる。
総務省|平成29年版 情報通信白書|数字で見たスマホの爆発的普及(5年間の量的拡大)
私にはこの話の妥当性を判断できないけれど、ニコニコ動画のアクセス統計やドワンゴが主催するリアルイベントの状況など、それなりに根拠があったのだと思う。
最近、これが逆転しているのではないかと思うのだよな。オタクとヤンキーとは少し違うのかもしれないけれど、なんというか、陽キャと呼ばれる人たちが作って陰キャが見ているような感じがする (ニコニコ動画ではなくオタク向けコンテンツ一般の話)。 0 を 1 にする人と 1 を 10 にする人の質は違うという話かもしれないし、そもそも最初から一次創作者にオタク気質の人はそれほど多くなかったのかもしれない。