カレー店で思い出したでき事。以前、もう場所を覚えてないのだけれど、真っ暗な時間に宿泊先へ向かうバスに乗っていると、とつぜん東南アジア系風貌の人に「デテ!」と言われて携帯電話を差し出された。「デテ!」
一瞬スリの手口か何かかと警戒しつつも、強引に渡された携帯に耳に当てると、そこそこ流暢な日本語で「この人物を ** というバス停で降ろしてほしい」と伝えられた。なるほど。事情は理解した。
残念ながら、こちらも初めて来た土地で事情は似たようなもの…というかもっとひどくて、自分が降りるバス停も分かっていなかった。 Google Map でだいたい目的地に近づいたら適当に降りようと思っていた。携帯ごしに告げられたバス停が私の降りる場所より前とは限らない。そもそも正しく聞き取れているか怪しい。大人しく運転手にお願いすることにした。
結果的にはその人の方が早く降りた。そのバス停のすぐ側にはカレー店があって、店先で何人か出向かえているのが見えた。飲食店としては妙に山奥にあった覚えがあるけれど、あの店は今でもやっているだろうか。