地面を這いつくばっている生活にも飽きてきたので、パラグライダーをやってみようかと調べる。地元では休日になると山から飛んでいるのがよく見えて、いつかやってみたいと漠然と思っていた。子どものとき毎週のように目にしていたからメジャーな趣味だと思っていたけれど、人口は 5000 人程度らしい。あと死亡率がざっくり 1/1000 [/人・年] と高くて驚く。だいたい自動車一台当たり年間死亡率の 100 倍くらい。データが見つからなかったが、たぶん重傷者数はもう一桁多い。パラグライダーガチ勢なら全然ありだと思うけれど、うーん、ちょっと、かなり躊躇する数字だ…。
パラグライダーに国家資格はなく勝手に飛んでも法律違反にはならないけれど、技能認定を行っている団体 (?) があって、事実上はそのライセンスが必須である。どこでも飛べるライセンスを取得するには年単位の時間がかかるが、数日程度の練習で山から一人で飛べる段階まで進めるらしい。ライセンス取得費用は一見お手頃にみえるけれど罠があって、高高度の練習が始まる前、つまりかなり早い段階で機材一式の購入が必要になる。とりあえずレンタルでライセンスを取得する、というわけにはいかないらしい。翼部分の寿命が短く 200h 程度しか持たない (おもに太陽光による劣化) ことも理由の一つのようだ。個人的に一番意外だった情報である。ランニングコストが高い。