鉄道と高速バスを比較すると、エネルギー効率は鉄道の方がいいのにバスの方が料金は安い。モノの輸送でも貨物列車よりトラックの方が安い (らしい)。なぜか。
とりあえず距離あたりの路線の設備費を調べてみる。
鉄道トリビア(478) 鉄道事業の原価の一部は「基準コスト」という名目で公開されている | マイナビニュース
JR旅客会社の基準単価・基準コスト等について
道路に幾らかかっているか? | ハフポスト
高速道路における維持管理費の推移状況と課題
日米都市内高速道路の維持管理における事例調査とその費用の分析
比較していい数字なのか全然分からないけれど、高速道路の方が高いのかな。桁が変わるほどの違いはなさそう。もちろん道路はバスだけが利用するわけではい。バス会社が高速料金や自動車税の形で負担する設備費はごく一部で、鉄道会社よりずっと少ない。そしてその割合は、高速道路利用者全体に対する高速バスの割合をおおむね反映しているはずである (まあ「おおむね」では比較できないのだけれど…)。
この情報だけから何か言うのは意味がないかもしれないけれど、「鉄道より道路の方が時間あたりの輸送量が多いから、コストが相対的に安い」というのが一つの可能性である。しかし都心などを除けば、線路にはもっとたくさんのヒトやモノを運べるキャパシティがあるようにみえる1。それが埋まっていないのは、移動場所の自由度が低いことが遠因だったりするのだろうか。うーん、よく分からない。
もしそのキャパシティが埋まったら、踏切は永遠に閉じたままになるが。