有声音と無声音の違いは声帯が振動しているかの違いである。でも一切声帯を振動させないささやき声でも、日本語の聞き取りにほとんど支障はない。これは勝手に推定されているだけなのか、それとも音に若干の違いがあるのかどっちなんだろう。前者だとすると、日本語において濁点の有無はほとんど情報を持っていないことになる (冗長性があるのは濁点の有無に限らないとは思うが)。
音声学のちゃんとした知識がないので発音記号で明示できないのだけれど、例えば「誓い」と「違い」は有声と無声の違いだけでなく、ええと破裂音と摩擦音? の違いもある。ただ、日本語話者が無意識にこの違いを聞き分けられるのか分からない。
まあ実験してみればいいのだが、耳元でささやいてくれる人の確保が困難。