以下、有効数字一桁で「約」などは省略する。狩猟採集社会の人口密度の上限は 1 [人/km^2]、農耕社会の人口密度の上限は 400 [人/km^2] らしい。日本の面積が 400,000 [km^2], 現在の農地面積が 40,000 [km^2] なので、狩猟採集社会で 40 万人、農耕社会で 2000 万人が上限の計算になる。実際に縄文時代の人口が 30 万人、鎖国していた江戸時代の人口が 3000 万人だったらしい。ただし密度上限は人類史などから推定された値だろうから、ちょっとトートロジーな部分はある。
日本の人口が 2000 .. 3000 万人というと、ちょうど北海道の人口密度くらいである。
北海道データブック2020_人口・生活 - 総合政策部知事室広報広聴課
なんとなく日本はものすごく人口過剰なイメージがある。実際に過剰ではあるけれど、北海道でも都市部の人口密度は高いように、地球全体で見れば日本の人口密度は局所的に許容される範囲にあるのかもしれない。上限ぎりぎりを狙う必要はないと思うけれど。