てがみ: qatacri at protonmail.com | 統計 | 2021

202116801

日本のキャラクターのイラストは、ひと昔前だと絵柄やバランスの取り方に大きな違いがあって、違う作者のキャラクターを一つの絵に載せると違和感があったけれど、最近は感じることが少ない。顔のバランスのとり方が一点に収束してきている気がする。バランスが (局所) 最適解に近づいているのだろうか。

美の基準は時代とともに変わるとよく言われる。これはどちらかというと「美に絶対的な基準はない」という意味で使われることが多い。もちろんそういう部分はあるだろうけれど、一方で生物の進化より短いくらいのスケールで変化しないヒトの普遍的な美的感覚もあって、長い時間をかけて少しづつ洗練されつづけているように思う。