赤道直下は常夏で、北極・南極は常冬、中間に日本のような四季のある地帯がある、というイメージがある。しかし地球上で日照時間の年間差が一番大きいのは極であって、実際に日平均気温も 30 ℃ くらい変化する。差が大きいというか、 24h 太陽が出ているか 24h 沈んでいるかのほぼ二択である。
では太陽から受けるエネルギーの年間差が一番大きい緯度はいくらか。もちろん太陽から受ける flux は入射角に依るので、日照時間だけでは比較できない。おそらく (90 - 23.4) deg ではないかと思うけれど、これを頭の中で計算するのは難しい、というか手計算では難しそう。
しかしあれ、一日 × 単位地表面積あたりのエネルギーは赤道直下でも一定ではないのか。し、知らなかった…。地球に住んでいる者として反省。春分・秋分で最大、冬至・夏至で最小になる。つまり自転軸の傾きが大きい惑星では赤道でも季節があって、しかも一年に二回の夏と二回の冬が訪れる。そして極の夏は赤道上の夏より暑い。
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