Varjo Aero Review – A VR Simmer's Dream – Road to VR
Varjo Aero Review: What the Future Looks Like | Tom's Hardware
初期1の VR ヘッドセットは非フレネルレンズを使っていて、ゴーストは少ないが sweet spot が狭いという問題があった (らしい)。現在の三大 VR ヘッドセットは全てフレネルレンズを使っていて、 God-ray と呼ばれるゴーストが目立つ。パネルの片目解像度が 2K を少し下回る Oculus Quest 2 でも、パネルよりレンズの収差がネックになっている感じがある (ただし Quest 2 は Oculus Link を含め、パネルの解像度を 100% 生かせていない)。
これは改善が難しい物理的な限界なのかと思っていたが、 Varjo Aero は非フレネルレンズながら sweet spot が広く、収差も少ないらしい。非球面なのは初期のヘッドセットも同じだと思うので、 sweet spot の広さはアイトラッキングとモーター駆動の IPD 補正機構によっているのかもしれない。
Varjo Aero は視野中心で 35 PPD (pixel / degree) を公称している。これはどれくらいの値か。単純計算だと視力換算で 0.6 くらいになる。最近のディスプレイは典型的な利用距離で 60 PPD (視力換算 1.0) くらいあるようだ。
1960 年代とかの研究レベルでの初期の意味ではない。