年末の雰囲気はけっこう好きかもしれない(という話を年始に書く)。
大半のイベントは何かをする能動的なものだけれど、年末は色々なことを終えて「ただ年が明けるのを待つ」という受動的なイベントなのがいい。ついでにそのイベント終了後もしばらく休みなのが素晴らしい。
考えてみると年末は一年の節目として中途半端である。社会的な節目は三月末 (日本) だし、天文学的に意味のある日ではなく1、気候的にもこれからまだ寒くなる時期。歴史的事情で決まった暦のカウンターのリセット日でしかないのに、みんなが一年の終わりと認識することで一年の終わりっぽい雰囲気になるという不思議な現象である。まあほとんどの年中行事はそういうものだけれど。
冬至を天文学的な一年の起点と考えるなら、大きくずれてはいないが。