結婚は法律で特別に規定すべきことなのか、という素朴な疑問がある。友人関係を国に届け出ることがないように、人間関係のうちで配偶関係だけを届け出るのは変な気もする。
もちろん結婚とよく関連することで、法律を整備しておくべき事項はたくさんある。でもそれらは本来、結婚とは独立して定義されるべきではないのかな。たとえば財産分与は長期のルームシェアでも起きているはずだし、役割分担としてフルタイムで家事をしている人がいるなら、扶養控除に相当するものが認められていい。配偶関係と共同生活と子どもに関する法律の独立性が低すぎる気がする。