「〇〇の科学」というタイトルのぜんぜん科学的でない書籍が多すぎる。まともな本もたくさんあるけれど、ビジネス書というのか自己啓発書というのか、そういうジャンルの書籍がやたら引っかかる。流行りのタイトルなの? まあそれに気づいたのはタイトルに釣られたからであって、問題は私のような消費者かもしれない (買ってはいないけれど)。
単にゴミみたいな書籍の一群があるというよりは、内容のまともさが滑らかなグラデーションになっている感じがする。一般向けの読み物だと、全体を通してのストーリーや作者の主張があって、その根拠として色々なデータや研究を引用する形が多い。その引用の誠実さは適切・不適切の二択ではない。これはその分野の研究者が書いた本であっても同様である。