「道路の速度制限を厳密に守っている運転者は少数で、速度違反で捕まるのは単なる運」というような話はよく聞く。以前はまあそうかなと思っていたのだが、警察が実際に捕まえるのは原則として +15 km/h 以上の超過らしい。メーター読みで +20 km/h くらい速度超過して初めて捕まるわけで、それはちょっと文句を言えない領域な気がする。
速度制限は定期的に見直されていて、実勢速度との乖離が少なくなっているというのもある。
一般道路における最高速度規制の点検・見直し結果について|警察庁Webサイト
制限速度って道路幅や曲率などから算出されるものではなかったのか。
「85 パーセンタイル速度 - 10 km/h」くらいが基準速度っぽい。あまり自動車の速度分布のデータが見当たらないが、
規制速度の決まり方 明らかに安全速度ではなく道路の属性としてである 言い換えれば罰則基準 | 常に検証可能なデータを求める文化に向かって
これを参考にすると、基準速度は 30 .. 40 パーセンタイルくらいに位置する。大半の自動車が速度違反状態になるのは、基準の決め方からそもそも必然である。一方で +15 km/h 超過は 90 .. 95 パーセンタイルあたりに位置する。