地球上の CO2 収支の説明を読むと、化石燃料による排出量に対して大気中の増加量はその半分くらいで、残りの半分は陸上や海洋で吸収されている図が書いてある。もともと大気 CO2 濃度が平衡状態だったとすると、化石燃料による排出が始まってから吸収量は増えていることになる。これは単に分圧が上がった分、海や土の水に溶け込む量が一時的に増えているだけなんだろうか。
気になっているのは、化石燃料由来の CO2 排出を 0 にしないと大気中の CO2 は増加し続けるのか、多少は排出し続けても平衡状態に落ち着くのか、である。
現在の大気分圧の少し上で飽和し始めるものの、光合成の速度はおおむね CO2 分圧に比例するらしい。もちろん光合成速度が上がって植物の成長が速くなっても、微生物などに分解されれば CO2 は再び放出される。ただ、両者の速度が同じになるとは限らない。
地球温暖化に伴う森林土壌有機炭素の変動を探る (2009年度 28巻1号)|国環研ニュース 28巻|国立環境研究所
土壌の炭素貯留で地球温暖化の緩和
うーん。一度ちゃんとした本を読んでみるべきか。
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