まあでも現代の環境問題の多くは、消費量を減らすことでは根本的に解決できないのだよな。たとえば動物の乱獲による生態系の破壊、という問題なら量が適度であればいい。自然分解されない素材のごみを埋め立て処理することは、たとえ量が 1/10 になったとしても不可逆である。原則としてはいつかリサイクル率を 100 % にするか、利用を止める必要がある。それまでは未来に借金を重ねていくことになるし、その量はおそらく今がピークだ。
温暖化も消費量を減らすことでは解決できない問題に属すると思うが、化石燃料の利用をほぼ 0 にしないと進行し続けるのか、少量なら排出し続けても平衡状態に落ち着くのか、私はよく分かっていない (参考: 202206202)。